神々の山嶺が神すぎる。

山に登っても別に幸福になるわけでもない。むしろ苦しいし、死にそうになるんだが、山に登らずにはいられない。羽生さんみたいに自分の中の何かと常に戦ってるようなキャラ好きです。

以下は、終盤に出てくる羽生さんの手記というか回想。

あしが動かなければ手であるけ。
 てがうごかなければゆびでゆけ。
 ゆびがうごかなければ歯で雪をゆきをかみながらあるけ。
 はもだめになったら、目であるけ。
 目でゆけ。
 目でゆくんだ。
 めでにらみながらめであるけ。

 めでもだめだったら
 それでもなんでもかんでもどうしようもなくなったら
 ほんとうにほんとうのほんとうにどうしようもなくなったら
 ほんとうにもううごけなくなってうごけなくなったら−

 思え。
 ありったけのこころでおもえ。

これ人生訓にしたいな。苦しみだらけの人生も結局こうやって生きるしかないのだろうから。

神々の山嶺 1 (集英社文庫(コミック版))

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