ヨーロッパこええ
中島義道先生のウィーン愛憎を読みました。かなり昔の本なので、何となく若い気がします。
これは中島さんがウィーンに留学したときの生活を紹介したものなのですが、欧州圏の考え方怖いね。
何というか、争うことを躊躇しないし、争っている際に相手を負かすことに全エネルギーを傾けられる感じというか。平均的日本人だと、言い争っている際、相手の言い分もある程度聞き、何割か納得してしまう面があると思う。しかし、向こうの人は事実はともかくとして「自分は完全に正しい、お前は完全に間違っている」というスタンスを崩さないみたい。*1それはもうドン引きするくらい。
まあこの本だけで、ヨーロッパを語るのはどうかと思うが、そういう一面があるということは覚えておこう。デリケートなネタなんであまりキツイ事書きたくない。
- 作者: 中島義道
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1990/01/01
- メディア: 新書
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*1:この時どういう心理状態なのかってのは非常に興味がある