不思議な作品でした(灰羽連盟)

灰羽連盟5巻(最終巻)を観ました。とても独特で綺麗な雰囲気の作品でした。
レキさんの抱えている闇、葛藤、救いとかそういうのについての話。終始いいお姉さんをやってきたレキさんだが、どっかで負の面をブチまけるだろうと思っていました。案の定、最後の最後で負の感情を吐き出すんだが、その後に日記のシーンを持ってくるのは上手いなあと思いました。とても良いシーンでした。レキさんいいなあ。あの重さが。
灰羽とは何なのかというのは結局明確には明かされないんですが、まあその方がいい気がします。

wikiの考察を見たんですが、灰羽ってのは現世に遺恨を残す魂を浄化するバイストンウェル*1なものという考えが一般的みたいでした。
明言されてはいなかったと思いますが、私も何となく「ああ死んだ人間が生まれ変わる準備をする場所なのかなあ」とか思ってました。言葉で説明せずにそう察せられるのは表現の上手さだと思う。
他にも作品を見ただけでは分からない含みがあるので、一見の価値はあるんじゃないかと思います。特にレキのモデルになったと思われる人の話はかなりインパクトがありました。

あと話師さんマジいい人だったね。

灰羽連盟 COG.5 [DVD]

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*1:バイストンウェルはあまり浄化作用はなさそうだが