私の禅的生き方

以前読んだ「人はなぜ存在するのか」で禅に興味が湧いたんで読んでみた。
「私の禅的生き方」は、禅僧、松原哲明氏が自身の人生を題材に禅のエッセンスを紹介した本です。
ポイントというか印象的だったのは以下の点。

  • 全てを捨てて拾う

禅は座禅によってあらゆる執着を捨て「空」の境地に達するもののようです。
欲望だけでなく、大切な家族とか夢や希望、自我とか全部捨てましょう。
色、つまり執着を捨て、「空」になりましょうということで、これが所謂「色即是空」らしい。
座禅が終わったら、再度捨てたものを拾うらしい。これは「空即是色」。
いわばPCを再起動するみたいなものでしょう。

  • 信心と信仰の違い

「信心」は自身の内側の心を信じることで、「信仰」は自身の外側の何かに拝んだり願いを託すものらしい。
禅は座禅で執着を捨てるものですから「信心」に重きを置くもので宗教というよりも思想っぽい。

私の禅的生き方

私の禅的生き方