自慰行為的駄文「主人公属性」について
自分は鈍臭い愚図だと思う。一時的に他人を出し抜くことは運次第で出来るかもしれないが、最終的には必ず負けるような気がする。
能力の問題、特に「主人公的能力」が大幅に欠けていると思う。
自分の考える主人公的能力ってのは大体こんな感じ。
- 柔軟な思考、機転が利く
- 物事を吸収するのが早い、成長率がいい、将来性がある
- 感受性が高い
- 自然体、虚栄心が無い(少ない)
- 本番に強い
- 運がいい
下4つはどうでもいいんだが、上の2つが人並み以下という意識があると結構辛い。今うまくいっていても「ああ明日には抜かれているな」という意識を常に抱える事になる。
じゃあ、周りよりも努力すればいいんじゃね?とか考える人は多分才能がある人です。羨ましいですね。
もし、愚図(以下、Aとする)ある特定の分野で10倍努力し続けて、ある程度勝つことが出来たとする。すると主人公的才能のある人(以下、Bとする)は素直に「すごいじゃないか」と素で感心してくれる。才能豊かな人は分からないと思うが、この自然体の余裕を見せられると、勝ったはずなのに寧ろ敗北感に苛まれる。
この敗北感は以下の二点が原因だと思う。
- Aは限界まで能力を出し尽くしているのにBは全く余裕じゃないか、Bがちょっとその気になれば、すぐ追い抜かれるんじゃないか?
- Aがいつのことに全力を出してる間に、Bは他の様々なことを経験し吸収している。時間が平等に与えられている限り、トータルで見るとAはBに絶対に勝てないんじゃないか?
つまり、Aと同じだけの時間やエネルギーを費やしたBに勝ち、屈辱や敗北感にのたうち回るBを見ない限りAは納得できない。
無理。
この主人公属性だが、「あ、まさに俺じゃん」なんて人は滅多にいないことは分かっている。しかし、自分と比較すれば、主人公属性あるように見えるんだよなあ。
そういう自己認識なんで、漫画などで強烈な主人公属性を持った主人公を見ると、敵側視点で見てしまう。敵側視点だと、酷い絶望的な能力だよ主人公属性って。主人公属性持ちをラスボスにしろよって位に。
ドンドン物事を吸収、成長していく奴とかマジ勘弁してくれよ。
こんな辛気臭いこと書いてるけど別に嫌なことがあったわけじゃないよ。