敬おう
『なぜこんなに生きにくいのか』を読みました。
人間関係においては相手を敬う関係が理想的らしい。
「敬う」気持ちがあれば、意見の食い違いがあっても「相手も何か考えがあるのだろう」という考えが多少は生じる。
「敬意」の中には「相手にはわからない部分があるが、それを精一杯推し量ろうとする」部分があるらしい。
さすが僧侶はいいこと言うなあ。
100%相手が悪いように話す人は確かに「相手にはわからない部分がある(相手なりに考えている)」という風には思ってなさそうだなあ。ここでさらに配慮するならば、他人を批判していた人も私に話していたことが100%本心ではなく、多少色が付いてるんだろうなあってことがある。
また「愛情」にしても、「あなたのことは全て分かる」という「愛情」はある種の支配する関係で相手への敬意に欠けているものらしい。
- 作者: 南直哉
- 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル
- 発売日: 2008/09/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (17件) を見る