自死という生き方―覚悟して逝った哲学者

「人生に満足し人生を肯定した上での自決は有り得る」という自身の哲学的信念に基づいて命を絶った哲学者が最期に書いた本。
生きることを堪能した人を対象としているので、私のような人生が不満で満ち満ちている人間とは縁のない話なのかもしれませんが興味深かった。特に自決直前まで書いていたメモが余りに普通で興味深かった。

この前の岡本太郎先生の本にも言えるが、この種の本をよく読むのは、生き方や死に方について考えることで、仕事などの社会的な厄介事を『たかが仕事』と思い込もうとしているんだと思います。

一般向けに書かれているので、難しい言い回しなどもなく読みやすいのでオススメ。

自死という生き方―覚悟して逝った哲学者

自死という生き方―覚悟して逝った哲学者